どんな場面でも使える一生モノの文章力が身につく!
「まえがき」
胸を張って、文章を書くのが得意だと言える人は、ほとんどいないのではないでしょうか。少なくともこの本を手に取ったあなたは、文章を書くことに対してわずかながら苦手意識を持っているのだと思います。 この本は、そういう皆さんに向けて書いたものです。メール、手紙、稟議書(りんぎしょ)、企画書…社会に出ると、想像以上に文章に関わる機会が増えます。「いまはパワーポイントで説明すればいいんだから、文章なんて書けなくても大丈夫だ」という声もあるでしょう。しかし、そのパワーポイント…
「はじめに」から
文章を書くときにほとんど意識していないのが、接続詞です。文のつなぎとして無意識に使っている場合がほとんどです。ところが、接続詞ほどマニアックで奥深い品詞はありません。そのため、接続詞の定義は、研究者によって異なります。その分類も「順接」「逆接」「並列」「累加」「対比」「選択」「転換」などに分けられますが、これにもさまざまな見解があります。しかし、こうした定義や分類はともかくも、接続詞が短いながら、次の文をどういう形で結びつけるのかという羅針盤の役目を果たしていることだけは、共通した認識です。
文章を書く際の一番小さな単位が「文」で…
「はじめに」から
これまでに、企業・自治体の広報のコンサルや研修をしてきました。文章の書き方を中心にお話しする機会が多かったのです。ところが、質問のなかで多かったのが「預かった文章をどう直せばいいのかがわからない」「上司から文章を直されたが、納得できないことが多い」といったものでした。
伝わりにくい文章は、「意余りてことば足らず」もしくは「ことば余りて意足らず」といったものがほとんどです。「意」は「心」「考え」「気持ち」という意味です。「気持ちはあるのに、それを伝えることばが足りない」「ことばが多い割には気持ちが伝わらない」。そういった意味です。結…
「正しく」書くための基本がすべてわかる!
「はじめに」から一部抜粋
文法を意識しながら文を書く人は、まずいない。文法が分からなくても文は書けるし、たとえ文法が分かっていたとしても、それだけで名文が書けるわけでもない。
そもそも、言葉は文法より先に成立していた。その言葉を整理・分類したものが文法なのだ。だから日常生活で、文法を意識する場面はほとんどない。文法はせいぜい外国語を学ぶための手段としてしか認識されない。そのせいか、僕たちは日本語文法より英文法の方が詳しかったりする。
僕は新聞社の校閲という部署に身を置いて30…
「さくぶんかけたよー!」 観察力、思考力、表現力を育む一冊。
朝日新聞校閲記者が考案した楽しく学べる3つの基本
本書から
この本は主に小学校低学年の子どもたちに文章の書き方を伝えるために書いたものです。親しみのあるイラストとお話を楽しみながら、勉強を勉強と意識せず自然に文章を書くコツがわかるように絵本仕立てにしました。
筆者は長年、新聞社の校閲部門にいた文章のプロです。(中略)ことばを自在に操って、自らの考えを展開するには、それなりの訓練が必要です。プロ野球のテレビを見ていても、すぐに投球フォームやバットス…
「ほめる」とは、相手に対する「評価」ではなく「敬意」である。
「まえがき」から抜粋
日本語には敬語がある。相手に対する敬意を、上下関係を軸に表すものだ。自らを低めたり、相手を高めたりしながらその場その場の立ち位置を変えていく。
相手に対して敬意を払うことは重要だ。謙譲の美徳ということばが示すように、自らを押し出しすぎない姿勢にも独特の美学があり、僕は嫌いではない。しかし、いまは民主主義の時代であり、グローバルな時代だ。そこに上下関係を基本とする旧来型の敬語をそのまま当てはめても、どこかギクシャクした感じにもなる。
マスコミの用語担当者が編集した、初心者からプロまで使える用字用語辞典。
BOOKデータベースから
新聞・放送で蓄えられた用語の最新情報を惜しみなくお伝えします。見出し語14500。執筆・編集・校閲に必要な表記だけでなく、話すときに注意すべき表現、迷うアクセントも明記。最新のカタカナ語やABC略語、固有名詞(人名、地名、社名、商標など)も収録。付録には「マスコミ常用漢字表」「字体が問題になる表外漢字表」「中国簡体字表」を掲載。
三省堂・共著
大人として、これだけは身につけておきたいことば
「まえがき」から抜粋
本書は大人として身につけておいた方がいいだろうと思われる慣用句、四字熟語、敬語、重言(同様の意味の語を重複して使うこと)などを取りあげた。第一章では「基本語」として、60のことばについて本来の意味や用法などを挙げた。第二章では「必修後」として、曖昧に覚えていそうな39のことばについて確認できるようにした。第三章では「重要語」としてうっかり書き間違えてしまいそうな44のことばを、第四章では「頻出語」としてしっかり身につけたい29のことばを取り上げた。第五章では表現力を上げるた…
LINE、ツイッター、フェイスブックに慣れて…3行書くのがやっとな人でも、“長い文章”がすらすら書ける!朝日新聞ベテラン校閲記者が教える、すぐに使える「書き方」の基本。
「まえがき」から一部抜粋
本書は、文章を書くときに「どこから手を付けていいのかわからない」「せいぜい3行くらいしか書けない」という方を対象に書き下ろしました。「文章を書くことは簡単だ」というつもりはありません。日本語を母国語にして何年も生活してきているのに、文章を書くことがなぜこんなに難しいことだと感じるのでしょう。
それは、文章を書く訓練をしていないからです。学校…
うっかり間違えやすい日本語の本来の意味と使い方がスッキリわかる。
「まえがき」から一部抜粋
言葉は時代とともに変化します。平安文学などに見られる「をかし」という古語は、現代ではニュアンスを変えて「おかしい」という形で残っています。一方、夏目漱石ら近代文学における言葉遣いは、すでに古典の域に入りつつあります。いま、インターネット環境のなかで新しい言葉が生まれ、瞬く間に拡散していく時代です。私たちは変化する言葉の速さに翻弄されていると言ってもいいのかもしれません。
毎年、文化庁の「国語に関する世論調査」が話題になります。慣用句…