言葉の番人が見逃さない
目からウロコの厳選340語!
普段「正しいつもり」で使っている日本語が実は誤用だったり、本来の意味とは違っていたりすることがあります。「汚名挽回」「雨模様」「苦肉の策」などがその代表例です。
言葉は時代とともに意味が変化します。それがコミュニケーションギャップを生むこともあります。
本書では「正しい/間違い」ではなく、誤解を生まないための視点で解説しています。読み進めるうちに、言葉の面白さや奥行きを再発見できるはずです。
「咲」が口偏で、「笑」が竹冠
これを説明できますか?
本書は、朝日新聞で人気を集めた漢字の字源コラムを元に再構成した一冊です。
身近にある漢字の素朴な疑問を出発点に、登場人物たちが江戸落語風に軽妙なやり取りで、その由来を語ります。
字源には解釈が複数あるものや、定説が不確かなものもあります。そのため、調べても分からなかったことは憶測を排して書いています。
甲骨文や金文、説文解字の現代語訳、温かなイラストも添え、漢字の奥深さと楽しさを存分に味わえる本です。
まだまだ発見はある!
漢字の歴史3000年を旅しませんか
漢字は3000年を超える歴史をくぐり抜けてきました。現在僕たちが使っている漢字は、甲骨文字以前に存在していたであろう未知の文字群から、数々の歴史の洗礼を受けて変化したものです。
ところが、甲骨文字や金文が発掘され研究が始まったのは19世紀後半です。そのため、全容はいまだ解明されていません。
本書は『漢字んな話』の続編として、研究の一端も踏まえつつ漢字の魅力を科学的に、かつユーモアを交えて描かれています。
「ほめる」のは難しい
フラットな敬語を考えてみた!
日本語の敬語は上下関係を前提にし、謙譲の美徳を体現する一方、民主主義・グローバル時代には違和感も残します。
本書は敬語の正誤や語彙解説ではなく、「ほめる」を敬意の表現として見直す試みです。難解な言葉遣いや形式的な謝罪は本質を外しがちです。
相手を真摯に受け止め丁寧に向き合う姿勢から、自然に生まれる言葉こそが敬意であり、年齢や上下を超えた「ほめる」につながります。従来の敬語の本とは一線を画した一冊です。