著作紹介Works
「なぜ」と「どうして」を押さえてしっかり!まとまった!
文章を書く
作文、リポート、報告書、ブログ、どんな文章も簡単に書ける!短くしか書けない人の文章術。
「はじめに」から一部抜粋
本書は主に、「読み手に伝えたいことを、どう書けばいいのかわからない」「文章を書き進める方法がわからない」「何かを書けと言われても、そもそも書くべきことが見つからない」という皆さんを対象に書き下ろしたものです。
学校での作文・リポート、就職時のエントリーシート、会社での企画書や報告書など、文章を書かなければならない機会は想像以上に多いものです。さらに、自分史を書きたいと思っている方もいらっしゃるでしょう。
「しかし、書けない!」
この悩みを何とか解消していきましょう。まず1行、次にもう1行と少しずつ丁寧に書き足しながら、相手にわかりやすく伝えるために必要な事柄を肉付けしていく方法を探っていきます。もちろん、これを読めばすぐに書けるようになります、などとは言いません。
しかし文章を書くときには、何かコツがあるはずです。そのコツを頭の隅で意識しながら書き進めていけば、必ず道は開けるはずです。
まず、第1章では、「文章をつないで書いていく方法」を考えます。5W1Hの中でも、おろそかにしがちな「Why(なぜ)」の要素に焦点を当てて書く方法を見ていきます。
第2章では、「読み手を意識して書く」ことについて考えます。誰にも見せない日記ならともかく、第三者に読ませる場合は、読み手に理解してもらえるよう一つ一つ内容を具体的に書く必要があります。そのための書き方を探っていきます。また、抽象的なテーマや社会問題などについては、自らの体験や実生活に引き付けて書く方法を示します。
第3章では「観察と体験の中に書くことはある」ことを見ていきます。私たちは、日頃様々なものを見ています。しかし、いざそれを思い出そうとしても、なかなか細部を思い出すことができません。見ているようで見ていないのです。
第4章は「起承転結」という文章を書く際の「型」に当てはめて、1000字ほどの文章作成にトライします。実際に「桜」をテーマに、どう書き進めていくのかを一緒に考えていきましょう。最後は書いたものを再度点検する大切さについても説明します。
さあ、ページを開いて下さい。まずは一つの短文から書き進めていきましょう。
2015年 新緑の季節に