まだまだ副業がマイナスと意識される傾向もあるようですが、実はそんなことはない。

個人のキャリアを活かすことは、所属する企業にもメリットがある。僕自身、社外での活動で知り合った企業・個人から、当時所属していた部署への仕事の依頼がきたりもしました。それによって僕個人の信頼も獲得でき、パラレルキャリアがいい方向に循環していく実感を得ました。

 

僕にとって、この本の肝は第5章の「脳も体も進化する！ パラレルワークに必須の習慣づくり」でした。

「無意識の脳を活用して、結論を出せ」「『すぐググれ』の重要性を理解しろ」「とにかく自分事化しろ」「自分の再教育に投資しろ」は、そうなんだよねえ、でもなかなかできないんだよねえ、という痛いところを突いてくるのです。

「自分を変えることは難しい。でも自分が変われば世界が変わる」

 

これは、本書を読み、アニメ「竜とそばかすの姫」を見ての共通した感想です。

コロナ禍の、猛暑の、五輪の夏だからこそ、読んでいただきたい一冊です。