「ことばのたまゆら」13. 協力するって?
ことばに罪はない。時代が抱える社会背景に対応できるかできないか。無感覚というよりは無関心が罪なのかもしれない。「力を合わせて努力すること」が「協力」なんだ。でもね……。思いを馳せるということが、いかに難しいことなのか。思
前田安正オフィシャルサイト|文章コンサルティングファーム 未來交創
「ことば」の記事一覧
ことばに罪はない。時代が抱える社会背景に対応できるかできないか。無感覚というよりは無関心が罪なのかもしれない。「力を合わせて努力すること」が「協力」なんだ。でもね……。思いを馳せるということが、いかに難しいことなのか。思
テレビや新聞などの結婚報道で使われる「一般男性」「一般女性」。これって何に対する一般なのか。メディアに多く露出する人を著名人とは言っても「特別男性」「特別女性」とは言わないのに。でも、特別感を敢えて出したいのか、それとも
何か時代とことばが合わない。時代の変化にことばの解釈が追いついていかない。ことばはそうやって変化し新たなことばを生みだしてきた。時代にそぐわないことばを見直していくことは大いに結構だ。しかし、どこを向いて見直していくのか
6月6日の「ことばのたまゆら」は、辞書の語釈・語義の境界にある意味を探りました。「男」「女」の定義をどう見ていくべきなのか。生物学上の違い、文化史・人類学から見た違いあるいは共通項。なまなかにはいかないことばの定義とはど
「注意一秒、けが一生」なんていうけれど、その「注意」が、意識を散漫にすることもあるというお話。人の脳は同時に二つ以上のことを処理する能力はないようです。一つに注意が行くと、もう一つに注意が行かない。これはスマホを見ながら
スポーツの世界でよく耳にする「ゾーン」。アカデミックなことばではないそうですが、かつての大リーガー、テッド・ウィリアムズも使っていたというから、かなり前からのことばのようです。単なる集中力とは違う要素がそこにあるのかどう
7回目の「ことばぼたまゆら」は「しんどみが深い」。「しんどい+み=しんどみ」「眠い+み=眠みみ」というように、なんにでも「み」をつける。そうすると切迫感や深刻さが薄まるというのだが……
今回の「ことばのたまゆら」は「マジ卍」。卍は寺院を表す記号ですが、立派な漢字でもあります。卍がなぜ「イェーイ」になったり「ウエーイ」になったりするのか。それは謎です。でも、そうやってことば遊びから新しいことばの概念が生ま
SNSでのことばがドンドン省略されていく。「了解」が「りょ」そして「り」。 仲間内だけで生きていることばは、開かれた世界には通じない。それでも、チャットにおいては手軽さが一番なのです。
「ことばのたまゆら」第4回は「LINEで話す」。これはマジ文caféの1回目に書いたのですが、改めて新聞用にまとめました。LINE本社にも取材に行ってきました。その詳細は次回から3回に分けて報告します。今回は、その前振り